ダンボール制作は専門会社がおすすめ!オーダーメイドのメリット

ダンボール制作は専門会社がおすすめ!オーダーメイドのメリット

ダンボールは梱包用の資材として使用しつつ、表面のデザインでブランディングや訴求力アップの効果も期待できるアイテムです。

ダンボールの特性を最大限に活用するためには、既製品ではなくオリジナルデザインでのオーダーメイドがおすすめです。

この記事では、ダンボール製作をオーダーメイドするメリットや依頼時のポイントを紹介します。

ダンボール会社にオーダーメイドを依頼するメリット

企業や団体として日常的にダンボールを使用するのであれば、既製品を購入するよりもオーダーメイドのほうが適しています。

ダンボール会社にオリジナルデザインのオーダーメイドを依頼するメリットは、次の3つがあげられます。

配送コストを軽減できる

ECサイトなどの配送時は、商品の検品、梱包、伝票貼り、発送など複数の業務があります。

既製品のダンボールを使用していると、下記のコストがかかりやすくなります。

・ダンボールの隙間に入れる緩衝材
・ダンボールの組み立て・梱包の工数
・実際よりも高い送料

既製品を使用した梱包では、商品とダンボールのサイズが合わないケースは珍しくありません。

ダンボールのを組み立てたり隙間に緩衝材を入れたりする作業が加わる分、1件あたりにかける梱包時間が長くなります。

また、中身より大きい箱しかない場合、本来の送料よりも高くなります。

一方、中身や作業内容に合わせたオリジナル形状のダンボールを制作すると、下記のとおりコスト削減などのメリットが期待できます。

・箱に詰める緩衝材を減らせる
・組み立てやすい構造のダンボールを使える
・ジャストサイズのダンボールで送料を抑えられる

商品に適した大きさのダンボールや専用の仕切りつきをオーダーメイドすると、箱に詰める緩衝材が少なくなり、作業量や資材費の削減につながります。

テープ不要タイプのダンボールなら、折り畳んだものを展開するだけで底部分が完成するため、底面を折り畳んだりテープを貼ったりする作業も不要です。

中身に適したサイズのダンボールで発送でき、余分な送料もかかりません。

梱包の作業効率が上がり、人件費を抑えられる

前述の配送にかかる作業量にも関連して、既製品のダンボールを使用したときにネックとなるのが、人件費です。

いわゆる「みかん箱」とも呼ばれる一般的なダンボールの形の既製品は、「開く」「畳む」「底部分をテープなどで留める」と、ダンボールの組み立てにいくつかの工程が生じます。

工程が増える分多くの人員を雇う必要があり、人件費に割く予算も大きくなります。

一方、テープ不要タイプや商品に適した形状のダンボールなら、組み立てや梱包の時間を削減でき、作業効率改善も可能です。

人員数を減らせるため人件費も抑えられます。

特別感の演出でブランドイメージアップ

適切なダンボールで最小限の梱包を行うスタイルは、特別感の演出やブランドイメージアップにもつながります。

近年、世界的なSDGsへの関心の高まりも影響して、過剰包装にマイナスイメージをもつユーザーが増えてきました。

過剰包装は体裁を整えられる一方で、「エコじゃない」「ゴミの分別・廃棄が面倒」など、場合によってはブランドイメージを損なう要素でもあります。

オーダーメイドのダンボールは、最小限の梱包で特別感の演出や商品の保護ができる方法です。

オリジナルの形状や仕切りで緩衝材を減らせるので、処分時は古紙回収に出すダンボール素材のみで済み、分別の手間がかかりません。

表面にフルカラーや箔押しなどの印刷を施せば、過剰包装がなくてもおしゃれに仕上げられます。

たとえば黒1色刷りにしたり、宝箱のような開き方をする形状にしたりと、加工次第で高級感の演出も容易です。

日々の事業で地球環境に配慮している企業なら、イメージアップ戦略としてとくにオリジナルダンボール製作がおすすめです。

ダンボール会社に依頼できるオーダーメイド製品の種類

ダンボールとひと口にいっても、形状や色、用途はさまざまです。

ここではダンボール会社に依頼できるオーダーメイド製品について、代表的なものをいくつか紹介します。

オーダーメイド可能なダンボール会社で製作対応しているのは、主に下記のタイプです。

・A式(みかん箱)
・C式(お弁当箱型)
・長期保管箱
・通い箱
・プラダンケース
・緩衝材
・パネル
・災害用トイレやベッド
・その他特殊な形状

ECサイトなどの梱包用箱(みかん箱)だけではなく、ダンボール会社によってはパレットやオブジェ、収納箱など特殊なタイプも製作しています。

矢野紙器では、高い加工技術によって幅広い形状のダンボール製品のオーダーメイドが可能です。

たとえば宝箱のような形状の箱を製作したり、売り場で組み立てて巨大なディスプレイになるような箱をデザインしたりできます。

オーダーメイドを依頼するときの注意点

ダンボールのオーダーメイドは、ブランドイメージを確立させるための第一歩です。
スケジュール通りに納品してもらうためには、オーダーメイドを依頼する前の準備を抜かりなく済ませておきましょう。

オーダーメイドでダンボール製作を考えている方へ、ここからは事前準備として済ませておくべきことや注意点を紹介します。

最小ロット数がいくつかを確認する

オーダーメイドを受け付けているダンボール会社によっては、製作に最小ロットを設けているところがあります。
一方で「1枚からOK」など、最小ロットがないところもあり、サービス内容は会社ごとにさまざまです。

少量のみ製作依頼したい場合は、事前に発注可能な最小ロットを確認しましょう。

ただし、注文する枚数が少ないほど、1枚あたりの価格は高くなります。
可能であれば、最初からまとまった数を注文したほうが、1枚あたりの価格を抑えられます。

仕様によってはコストが高くなる

注文数に加えて、料金を大幅に左右する要素がオーダーメイドダンボールの仕様です。
素材やデザインにこだわると、比例してコストも高くなります。

たとえば通常のダンボールではなく強化ダンボールを使うと、耐久性は上がる一方でコストも若干高くなるため、コスト面とのバランス調整が必要です。

加工の自由度が高いからといって要望すべてを通そうとすると、予算オーバーになる可能性もあります。

料金が高くなるのを防ぐためには、費用感を具体的に固めておくことが重要です。
事前に大まかな予算を決めてから、ダンボール会社の担当者と相談して仕様を決めましょう。

叶えたい仕様には優先順位をつけておき、「絶対に入れたい要素」と「場合によっては妥協できる部分」を明確化しておくと打ち合わせがスムーズです。

納期は会社や加工内容によって異なる

発注から納品までの期間も、ダンボール会社ごとに大きく差があります。
ただし、「納期がかかる会社=作業が遅い」わけではありません。

オーダーメイドの納期には、印刷方法など加工内容も大きく影響するためです。

店舗のオープン日やイベント合わせなど必ず納品してほしい期日がある場合は、なるべく早めに発注しましょう。

先に希望納期を知らせてから、注文可能か相談することも大切です。
事前に欲しい日が分かっていれば、ダンボール会社によっては解決策や最適なプランを提案してくれることもあります。

大きいサイズは受け付けてくれない場合もある

家具用の梱包ダンボールやイベント用オブジェなど、大きいサイズを依頼するときは、事前に対応可能かの確認が必要です。

製造に使用する加工機械や印刷機の都合上、大きすぎるサイズは受け付けてくれないダンボール会社もあります。

矢野紙器では、厚み0.7㎜のG段~厚み15㎜のAAA段(トリプル)までの範囲で加工できる機械を有しています。

サイズでいうと、最大2000mm×3000㎜、厚み15㎜まで対応可能です。
パーツごとに分けて製造してから後で組み立てる方法なら、より大きなサイズにも対応できます。

オリジナルダンボールなら矢野紙器にお任せください

矢野紙器は、一般的なダンボール箱の他に仕切りや什器、ディスプレイ用装飾品などの製作も幅広く手掛けています。

中でも人気なのが、強化ダンボールを使用したさまざまな商品です。

強化ダンボールとは、繊維の長いパルプ原紙を使用した強度の高いダンボールのことです。
通常のダンボールよりも優れた強度をもち、加工次第で木材と同じ用途にも対応できます。

原料はあくまでダンボール素材のため、使用後は通常タイプと同じく古紙回収に出せます。

強化ダンボールを使用した、お子さまが乗って遊べる遊具や、イベント用の巨大オブジェ、什器、家具など、製作実績は豊富です。

オリジナルデザインで成型から行うので、梱包する商品に合った緩衝材、専用パッケージなどもお任せいただけます。

インクジェット印刷で、フルカラーにも対応しています。
白地のダンボールも用意可能で「ダンボール=茶色い」というイメージに制限されることなく、自由にデザインできるのが矢野紙器の強みです。

まずは「こんなものを作りたい」という相談からでも構いませんので、ぜひイメージをお聞かせください。

まとめ

オリジナルデザインでの製作を依頼できるダンボール会社は、複数あげられます。

ただし、会社ごとに得意とする加工や設備的に対応可能な形状、受け付けている最小ロット数はさまざまです。

矢野紙器では、高い加工技術によって幅広い場面で活用できるダンボールを製作しております。

耐久性はもちろん、ユーザーがあっと驚くような遊び心のあるデザインも実現できますので、まずはぜひお問い合わせください